オゾンは危険だと聞きました。オゾン水に危険性はありますか?

オゾンは危険だと聞きました。オゾン水に危険性はありますか?

結論から先に言うと、オゾン水に危険性はありません。
「オゾンは危険」の本質を理解していただくためにも以下詳しくご説明します。

なぜ、「オゾンは危険である」と主張したり、考える人たちがいるのか。それは、オゾンには物質としての有害性があるからです。中にはそこだけを知り、さもオゾンが無条件に危険だと勘違いしてしまう人たちもいますが、それは正しくありません。

話の本質をよく理解していくと、「なんだ、そういうことだったのか」と安心してもらえると思います。

気体のオゾンとオゾン水ではリスクが異なる

まず、オゾンやオゾン水の説明をする前に気体のオゾンと、オゾンが液体に溶け込んだオゾン水とでは、その危険性が異なります。

そのため、分かりやすいように、ここでは問題を「気体のオゾン」と「オゾンを水に溶かし込んだオゾン水」に切り分けたいと思います。

気体のオゾンを利用したオゾン発生器の危険性について

オゾン発生器は、清掃大手のダスキンをはじめ、ホテルチェーン大手のアパホテル、その他にも病院や救急車、幼稚園、介護施設、飲食店など、奈良県立医科大学から強いエビデンスが発表されてからというもの、実に幅広いシーンで利用されています。

気体のオゾンには、「どのような隙間にも入り込み、消臭(脱臭)・除菌(悪臭成分を分解)・ウイルス不活化(感染できない状態にすること)が終わったら酸素に戻って完全無害化する」というメリットがあります。

しかし、気体のオゾンそのものは、(濃度によっては)人やペットにとって有害です。

オゾンは菌やウイルスなどの悪臭成分をやっつけたあとはすぐに酸素に戻り完全無害化するのですが、悪臭成分をやっつける前のオゾンそのものには物質としての有害性があります。

補足説明
ただし、人や動物がいない環境下で多量のオゾンを放出して作業を行う「業務用オゾン発生器」を誤って人や動物がいる環境下で使用するなどしなければ特に危険はありません。

そのため、一般的なオゾン発生量が多量の業務用オゾン発生器を利用して作業を行う際には、無人環境(動物含む)で行う必要があります。

気体のオゾンを利用したオゾン発生器の場合、オゾンの特性をよく知らずに、「誤った製品の使い方」「誤った消臭(脱臭)・除菌作業」などを行えば、喉の痛みや頭痛、あるいは吐き気などの健康被害が考えられます。

オゾン水を生成するオゾン水生成器の危険性について

オゾンを水に溶かし込んだものがオゾン水と呼ばれています。

気体のオゾンや、それを扱うオゾン発生器の場合、それなりの注意(使い方等)が必要ですが、オゾン水やオゾン水生成器についていえば、まずその心配はありません。

その理由は主に2つあります。

  • オゾン水生成器の使い方がいたって簡単である
  • オゾンは水中で作られる

気体のオゾンを利用したオゾン発生器は、消臭(脱臭)・除菌・ウイルス不活化などの作業を行ううえで大きなメリットがある一方、少なからず気体として空間中に残留してしまうことや、その機器の設定や使い方がオゾン水生成器よりやや複雑であることがデメリットとしてあげられます。

そのため、オゾンの特性をよく知らずに、「誤った製品の使い方」「誤った消臭・除菌作業」などを行えば、それなりの危険性があります。

しかし、水中で生成されたオゾン水のオゾンが気体として空間中に漏れ出ることはほぼ考えられず、また仮に微量のオゾンが漏れ出たとしても健康被害に及ぶレベルに達することはありません。

もちろん、作り方(バブリング等)によっては極微量のオゾンが空気中に漏れ出る場合もありますが、健康被害になるレベルのものではありませんのでご安心下さい。

加えて、オゾン水生成器の使い方はオゾン発生器より格段に使い方がシンプルなため、誤った使い方をする人もほぼいません。

以上のことから、オゾン水あるいはオゾン水生成器の危険性は、気体のオゾンを利用するオゾン発生器より格段に低いといわれています。

大切なのはオゾン濃度管理と製品を正しく使うこと

たとえば、都市ガスを大量に吸い込めば人も動物も健康被害があります。ガスコンロも誤った使い方をすれば、火傷や火事の原因になります。あるいは、不完全燃焼による一酸化炭素中毒が原因で健康被害どころか死亡する例だってあります。

量や使い方を誤れば、あらゆるものが「危険」だといえます。

たとえば、塩や砂糖でさえ、量を無視して摂取すれば、健康被害につながります。安全といわれている水ですら、一気に大量に飲めば水中毒で死亡することだってあります。(実際に死亡例があります)

オゾンやオゾン水生成器・オゾン発生器にも同じことがいえます。

気体のオゾンを放出するオゾン発生器を利用する際は、「濃度管理」にご注意下さい。

また、オゾンによる被害を防止するために、作業環境におけるオゾンの許容濃度(人や動物がいる環境)というのが定められています。この世界各国の許容濃度は、概ね、0.05ppm〜0.1ppmとなっており、日本では産業衛生学会許容濃度委員会によって0.1ppmとされています。

濃度0.1ppmとは、「正常者にとって不快、大部分の者に鼻、咽喉の刺激」とされています。

嗅覚の感覚は人それぞれ微妙に異なりますが、「オゾン臭をキツく感じる環境下には長時間滞在しない」と覚えておけば、特に必要以上にオゾンを怖がることはありませんので安心して下さい。

オゾンを知り、機器を正しい使用する。そうすることで、「安全」が担保されます。

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